こんにちは、このシリーズももう6弾まできました!
今回は、カルチャー醸成を促進させるための「みんなに伝える」施策の勉強会についてお話できればと思います。
この勉強会は、合宿後から本格的に走り出したカルチャー醸成施策の一つで、会社のカルチャーにいて定期的に触れる場を持つための仕組みになります。
様々な勉強会を実施していますが、各勉強会ごとに担当のメンバーを割り振り、開催の負荷が偏らないように運営しています。
その他にも既に要点をまとめられている動画などを用いることによって、運営コストの低下を図り、持続可能な仕組みに近づけております。
普段から「こんないい動画があった!」みたいな共有は社内のSlack等でおこなっていますが、なかなか個人で時間を確保するのが難しかったりするので、会社の一体感を醸成するのにも寄与しています。
前置きが長くなってしまいましたが、ぜひ今まで行ってきた勉強会の施策について紹介させてください。
動画や本からのインプット
経営理論勉強会
著名な本や「SCP理論」「RBV」など経営理論をまとめているYOUTUBEや動画サイトを見ながら、自分たちの戦略にどう落とし込むかを考えています。
こちらは朝会冒頭の5分程度の時間で実施しており、1回で終わらない場合は複数回に分けて視聴していたりします。
ただ聞くだけだとインプットの質が下がるので、勉強会の担当者がテストを作ってきてくれるのが面白いところ。1回聞くだけだと、ほとんど記憶に残らないですが、このテストのおかげで1回だけでもかなり記憶が残るようになりました。
読書会
組織変革シリーズブログ 第5弾の合宿で読んだ「あなたのチームは機能してますか?」に引き続き、チームに関連する本を中心に読書会をしています。
最初は合宿時のように事前に読んできた本の内容を半日ほどかけて、本の内容の共有や、そこから自分たちでどうすべきかなどを考えていましたが、運営にとてもコストがかかるので最近は速読のコツなどを共有しながら、1時間内に読書から、本で読んだ内容を日々どう業務に落とし込むかのワークまで実施できるようになりました。
<今まで読んだ本>
- あなたのチームは機能してますか?
- チームワークが機能しない要因を5つの機能不全として紹介しており、それぞれの要因が起こり得る原因・課題とそれに対する解決策やアプローチ方法がまとめられている。
- 理想のチームプレーヤー
- 組織に必要なチームプレーヤーがもっている要素は何か。それを「スマート」「謙虚」「ハングリー」に分解し、どう見極めるか、そしてサポートが必要な人はどう育成すべきかなどがまとめられている。
- 決める会議
- 全てのビジネスパーソンに関わる「会議」。そのほとんどの会議は退屈で、非生産的。そんな会議を、生産的で活気あふれた場に変え、組織を成功に導くためのメソッドがまとめられている。
瞑想 / マインドフルネス
チームワークを発揮するためには、まず自分を知ること。
ここまでのシリーズでも度々登場していた「メタ認知」になりますが、こちらを高めるために瞑想やマインドフルネスなどの取り組みもはじめました!
これはだたメタ認知を高めるためではなく、マインドフルネス状態になることにより、「今」だけに集中できるような精神状態を意識的に作れる効果もあります。
お恥ずかしながら私は最初、「ちょっと胡散臭いな…」と思っていましたが、目的と効用を知り、その魅力に惹き込まれました。本場のものとはちょっと違うかもしれませんがドクターズプライム流に、メタ認知と雑念を排除し、集中力を高める形で運用しています。
メンバー同士の相互勉強会
MBTI / ソシオニクス
ドクターズプライムでは、以前からMBTIを使ったチームづくり(参考ブログ:みんな大好き“MBTI”と“組織”の話)に取り組んできましたが、一緒に時間をとって学ぶというよりは、それぞれが調べたりしながら、コミュニケーションや施策に落としていました。
カルチャーを醸成するタイミングということもあり、その知識をより深く、そして全体に浸透させるために毎週時間を設け、勉強会を行っていきました。
MBTIやソシオニクスから自身にどういう強み、弱みのような特徴があるかを学び、過去の実体験を振り返り、この特徴を知った上で自分はどう行動すべきかを学びました。
その上で、チームとしての成果を上げるために、自分はどういう手助けが必要なのか、そしてまわりのメンバーをサポートするために、自分はどういう強みを発揮すれば良いのかなどの理解を深掘りました。
*MBTIとは
MBTIというのは4文字で構成されている性格診断テストで、それぞれのローマ字がその人の特性を表すものなんですね。4つの項目で2パターンずつあるので、2の4乗で16タイプという計算。4つの項目っていうのは下記の通りです。
- エネルギーの方向(E.外向的 | I.内向的)
- ものの見方(N.直観を重視 | S. 感覚を重視)
- 判断の軸(T. 思考で判断 | F.感情で判断)
- ものごとの進め方(J. 計画的 | P.探索的)
*ソシオニクスとは
MBTIの基になったユングのタイプ理論と、ポーランドの精神科医のAntoni Kępińsk氏による情報代謝の2つの理論を組み合わせて作られた理論になります。ソシオニクスもMBTI同様、8つの心理機能を使っています。
バイアス勉強会
MTGや面談、面接など、私たちがバイアスに触れている場面は数多くあります。このバイアスがあると判断を誤ったり、意思疎通がうまく行かなかったりしてしまいます。
しかしバイアスの全てが悪いというわけではなく、どんなバイアスの種類があり、自分がどういったバイアスがかかりやすいかを知ることで、うまく付き合っていけるものでもあります。
勉強会を実施前、自分はあまりバイアスにかかっていないだろうと思っていましたが、会の途中に実施したテスト結果を見ると平均が5点満点中の2点。
あたらめて自分のバイアスを知る機会になりました!自分のバイアスを知って終わりではなく、自分にかかったバイアスと、どう向き合っていくかをこれからも学んでいきたいと思います。
健康診断 / 救命講習 / 腸活
ドクターズプライムは医療系のスタートアップです。
世の中の医療をより良くしていくためにも、自分たちの健康にも気をつけなくてはなりません。そのためにも下記のような医療にフォーカスした勉強会も開催しています!
- 健康診断講習
- いつも結果をもらって終わってしまう健康診断。自分の抱えるリスクを知って、どう改善していくかを学びました。勉強会中には自分のカルテを記載したりなど、医療の改善プロセスにも触れられ、健康診断結果に対する理解が深まりました!
- 救命講習
- 自分の身の回りで急遽人が倒れた際、どう対応すべきかを知る救命講習。自動車免許取得の際に習ったという人もいましたが、ほとんどの方が忘れていました。今回はただの手法だけではなく、なぜそうしなくてはいけないのかを、元医師でもある代表の田からレクチャーしてもらいました。
- 腸活
- 日々の健康状態を保つために、食生活を見直し、脳との相関もあると言われている腸にフォーカスを当てた腸活の勉強会。腸内環境を良くするメリットから、どうすれば腸内環境を整えられるかを学びました。
最後に
いかがでしたでしょうか?かなり色々な勉強会があったかなと思います。
Principlesなどが定まり、会社の進むべき方向は見つかっているので、そこに向かうためのアウトプットが出せるよう、必要な知識をメンバー間でムラなくインプットしていく必要があります。
これまでの勉強会を通して、徐々に勉強会開催の型のようなものができてきましたが、これからは習慣化し、そして仕組み化していかなければなりません。
このカルチャーが自然発生するように、毎回PDCAを回しながらブラッシュアップし続けていきます!またぜひ進化した勉強会のご紹介をさせてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!
公開予定の記事はこちら
- 組織変革シリーズ導入編
- 事業編
- 組織変革シリーズ実行編
- 理想像を決める
- みんなにくり返し伝える
- はじまりの合宿 -組織変革シリーズ vol.5
- 組織を変えたければ、〇〇してください!?本気の朝会を大公開!-組織変革シリーズ vol.6-
- 毎週ともに学び合う「組織作り勉強会」 - vol.7
- 浸透の弾み車を回す
- ルール作り(Principle体現が報われる「評価制度」) - vol.10
- 仕組み化 - vol.8
- 相互理解のための「ギフト1on1」
- 気軽に持ち運べる「Principleカード」
- イノベーションのための「7.5%ルール」
- 生産性Up!!「一本集中!PC閉じて&スタンドアップルールの運用」
- ※ 番外編
- ドクターズプライムの人気PRINICPLE -vol.4.5-
- 組織変革後の開発スタイルは? - vol.9
- ドクターズプライムで働くことに興味を持っていただいた方へ - vol.11