ドクターズプライム Official Blog

「救急車たらい回しをゼロにする」ドクターズプライムの公式ブログです

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11年勤めた外資系コンサルティングファームから医療系スタートアップへ。飛び込んで初めて見えた違い[前編]

初めまして。最近ドクターズプライムに入社した嶋田です。

現在、ドクターズプライムが注力する事業(①救急の体制改善コンサル・人材紹介事業=Dr.'s Prime Work, ②医師向け勉強会プラットフォーム事業=Dr.'s Prime Academia)において、Work事業の責任者兼Academiaのアライアンス担当、その他新規事業の立ち上げなどいろいろなことに携わらせてもらっています。

今回、ドクターズプライムに入社するに至った経緯や、前職の日本だけで社員1万人を越す大所帯コンサルティングファームと社員20人程度のスタートアップであるドクターズプライムの私目線で感じた違いなどの気づきにも着目して書いていきたいなと思います。

書いていたら6,000字を超える大作になってしまったので、ドクターズプライムに入るまでを記した前編と、コンサルから医療系スタートアップに飛び込んだ感想を記した後編に分けて2部構成でお届けしていきます。

※写真はスタートアップ入るなら「Mac」と「ワーケーション」だという勝手なイメージで、MacBookを買って家族旅行で行った先で撮った写真です。眩しすぎて画面は一切見えてません。

あなたは誰?

私は新卒からアクセンチュアという外資系コンサルファームで10年ほど働いて来ました。

アクセンチュアではメーカー、ハイテク業界、金融業界、ガス・電力業界に対して、SalesforceやOracle、SAP、各種最近流行りのSaaS系などのパッケージソリューションを活用しながら、物流改革、コールセンター改革、電力自由化、バックオフィスシステム刷新、DX変革などの多種多様なプロジェクトを、構想フェーズから要件定義、実際のデリバリーまで幅広く担ってきました。

自分のキャリアを一言で言うと、「なんにもできないけどなんでもやるよ!」という感じで毎回見知らぬ領域に放り込まれてその中で道筋たてて最終的に形にしていく、という常にチャレンジング(=無茶振り)な環境に身を置くことが多かったです。職務経歴書はとても書きづらいキャリアでした。笑

転職のきっかけ  〜悩み多き お年頃編〜

元々学生時代は医療系や教育系などの社会貢献に繋がるような仕事には興味があり、大学時代には貧困層向けの教育支援のNPOでお手伝いしてたこともありました。

実際の就職活動の中では下記観点でアクセンチュアを選択しました。

  • 自分の視野を広げる目的で様々な業種に携われる
  • 日本企業がグローバルで活躍できるような支援ができる
  • 仕事も遊びも全力でやるような本気の人が集まっている
  • 事業部単位ではなく、プロジェクト単位で活動している(毎回がお祭り感覚で楽しそうな印象持ってました)

新卒入社する際の面接時には「仕事を成し遂げたときにハイタッチしあえるような環境・メンバーと働きたくて御社を志望しました!」と真面目に言ってました。(今思うと恥ずかしい・・)

物理的にハイタッチしたかは記憶定かではありませんが、今も苦楽をともにしたプロジェクトメンバーと定期的に会い、昔話に花を咲かせたりしたときに当時描いていたことが少しは実現できているのかなと感じたりします。

ただ、ポジションが上がるにつれて扱うビジネスの規模も役割も大きくなっていく一方で、そのことが「楽しい」とか「つらい」という感情よりも「仕事としてこなしているな」という考えが芽生えた時に自分の成長曲線がだいぶ緩やかになってきているんだろうなと感じていました。

なんとなく頭に転職がよぎり始めたものの、正直アクセンチュアの居心地はかなり良くて、同業他社に行くぐらいなら関係値あるアクセンチュアの方が楽しいだろうし、いわゆる日系企業に行くのも企業風土的に違うなと思っており、お給料もいいし、子供も小さいし、そのままでいいか、と特に具体的なアクションは起こしませんでした。(これが8-10年目ぐらい)

初めての転職へ・・  〜ドクターズプライムとの出会い編〜

ドクターズプライムは社長の田と共同創業者の京輔が中学高校からの友達だったので起業したことは知ってたものの、何やってる会社かは一切知らなかったです。ごめんなさい。

2022年の冬に社長の田からMessengerで電話が来て出れなかったのですが何だろうと思って折り返したら田からも「???」な反応をされて、よくよく聞いたらポケットから勝手にかかった間違い電話ということがわかり、まあ久々に連絡したし後日飲むか、ということになりました。

その際に「新規事業を立ち上げててビジネス側に人が足りないので手伝って欲しい」と言われたことがきっかけで最初は副業的にお手伝いすることになりました。

みなさん、田から電話がきたら間違い電話のふりをした勧誘の可能性がありますのでご注意ください。

その時の田との実際のやりとりがこちら。2017年にメッセ来てたけど完全スルーしてました。。

初めての転職へ・・  〜ドクターズプライムはどんなところ?〜

社会貢献とビジネスの両立

学生時代や社会人としてボランティアやNPO、プロボノなどに関わる中で社会貢献というのは「本業の傍らでサイドワーク的にやるもの」という認識を持っていました。そんな中で「本業を推進することが社会貢献に直結する」というビジネスアイディアは自分の中で目から鱗でした。自分のこれまでのビジネス経験が日本の医療の課題解決の一助となるのかもしれない、と思うとワクワクしたのを思い出します。

また、いわゆるテクノロジーを活用してDX推進する、というスタートアップ企業は医療業界にも多数あるなかで、各企業が着眼しにくい「人」に目を向け「医者の行動変容を促すことで救急車のたらい回しをなくす」ことを考えているのは面白いなと思いました。

テクノロジーによるDXは医療業界でも流行り言葉ですが、一部の導入推進者によって活用目的、活用方法のことを考え切らずに導入してしまい、その結果使いづらい、導入したけど使われない、というシステムをこれまで腐るほどみてきたのであまりテクノロジーにフォーカスした企業には興味は持てなかったです。

(テクノロジー活用はアクセンチュアの一丁目一番地で、各社が保持している産業廃棄物化した使われない、使いづらいシステムを目的から整理して根本から刷新していきましょう、というのをビジネスにしていたので、どうしても1製品ベンダーが解決できる幅は少ないと感じてしまう傾向が自分にはあります)

また、ドクターズプライムは「医者の行動変容を起こすこと」を目的としていて、事業がミッションにぶら下がる形になっているので極端な話、事業の形にあまりこだわっていない、という点も魅力的でした。救急改善のための人材紹介、勉強会というコンテンツに今はフォーカスしていますが、ミッション実現に向けて最短で進められるビジネスアイディアが思いついたら、とにかく一旦市場に当ててみるということを繰り返しています。

スピード感のある意思決定・事業推進プロセス

ドクターズプライムでは日々いろんな事業を仕掛け、様々な施策を走らせてますが、その中でも現場の権限を強めてまずはトライしてみる、その上で企画立案から実行までのリードタイムを短くするアイディアをどんどん出すことを強く意識しています。

「一旦やってみよう」とか「自分でボールを持つ時間を最短にしよう」「デリバリータイム(企画から実行までのリードタイム)を早くしよう」というマインドを持って働く考え方を浸透させようとしており、自分の仕事の進め方とだいぶFitしていました。

何か新しいことを始める際に、「こういうリスクがある」とか「失敗したらどうするんだ」など、ネガティブな意見を発することは簡単ですが、鳥井慎一郎ばりの「やってみなはれ」の精神でいかに現場の社員に発言してもらうか、意思決定を任せるか一番に考えており、上司の顔色を伺って仕事をするというマインドが限りなく少ない印象です。

また、個人の仕事の裁量は広く、任される範囲も大きい中で、本来自分のKPIとは関係ない隣のチームやメンバーへの波及効果や影響も考慮して仕事を進めるメンバーが多く、それらは事業全体を俯瞰して個人最適よりも全体最適を選択することができるのはかなりプロ意識の高い集団だなと思える点もいいポイントでした。

一旦やってみようの精神は新しい事業が浮かんだ時のスピード感を持って検証することなどにも繋がってきているのかなと思います。

優秀な新卒・若手社員が会社の基盤に

※ビジネスチームは特に若手が中心となっていて活気があふれています!

自分が中途で入っておいてなんですが、やっぱり会社のカルチャーを作るのは変に違うカルチャーに染まっていない新卒の社員だと思っています。

自分含め中途社員は過去の栄光・経験にひきづられてしまう瞬間は多々あり、経験を元にした判断は、その瞬間においてはプラスに働くことも多くあるとは思いますが、組織論的には正しくない、ということは多々あり、何色にも染まっていない新卒や若い社員が会社のカルチャーを醸成していることが多いと個人的に思っています。

ドクターズプライムではインターンを経由して新卒で入社する人が多く、そういった人が会社の中心にいることで中途の人たちも同じ方向を向きながら仕事ができる印象があります。

初の転職へ・・  〜あとは家族の説得のみ・・〜

「社会貢献とビジネスの両立」「事業推進の考え方」「優秀な若手が会社の中心」になっている点でいいなとは思ったものの、小さい子供が2人いる中で家族のことも頭をよぎりましたが、妻からは「一回やるかやらないかで悩んでる時点でやりたいって気持ちが芽生えているんだから、やらないで後悔する方がもったいないよ」というありがたいお言葉をいただき、ドクターズプライムの門を叩かせていただきました。

挑戦して自分の実力不足で会社に貢献できなかったとしても自己成長には繋がるだろうし、新しい挑戦をする機会も今後多くあるわけでもないかなと思って飛び込む覚悟を決めました。

続く・・

ここまでで、ドクターズプライムに入社を決めるまでの話を書かせていただきました。続く後編では実際にドクターズプライムに入ってみて、これまで在籍していたコンサルティングファームと医療系スタートアップとの違いなどについてお話していければと思っています。

後編はこちら

また、同じような外資系やコンサルティングファームに在籍中の方や、ドクターズプライムに興味を持っていただいた方はぜひ一度カジュアル面談でお話ししましょう!

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