はじめまして!
この記事は医療系スタートアップ、ドクターズプライムへの入社背景をお伝えする記事です。
キーワードとしては異業界/大企業/部長職/事業責任者/37歳の意思決定プロセス/好きな浅草のラーメン屋などが気になるぅぅって方は読了5分程度なので是非、お目通し頂ければと思います!
- では、いきましょう!
- なぜ、ドクターズプライムへ入社したのか
- 私の友人の死の責任はどこにあるのか。
- ドクターズプライムは友人を救うために何をするのか
- つまり友人の死はどうなれば回避できた可能性があるのか?
- 最後に
では、いきましょう!
B2Bのプロフェッショナル営業支援会社である株式会社セレブリックスで事業推進部の部長を務めていた高橋佑甫(たかはしゆうほ)です!
10年務めていたので営業からブランドマーケ、新規事業、採用、育成、データマネジメントなど色々なことを経験させて頂きました!
が!
2024年3月から医療系スタートアップの株式会社ドクターズプライムで「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす」というミッションの実現を目指すことにしました!
自分の人生にとっては、過去にない程の大きな方向転換であり、これまでの延長線上では感じることが出来なかったであろうワクワク感を感じてます。
この記事では大きく分けて2つのことについて触れていきたいと思います!
- なぜ、ドクターズプライムに入社したのか
- 実現したいことはドクターズプライムで本当に実現できるのか
なぜ、ドクターズプライムへ入社したのか
背景を語るのに避けられない出来事として、2023年11月に身近な方が心筋梗塞で亡くなるという出来事がありました。
31歳の新婚さんで、これからの人生がきっと楽しみだったと思います。
元々持病もあったそうですが、コンディションコントロールのため飲んでいた薬によって血栓ができてしまい、その血栓が詰まって亡くなってしまったとのことでした。
ご自宅に安置されていることを教えてもらい、旦那さんにも了承頂いたので訪問することにしたのですが、そこには先週会って朝食は何派なのか、みたいな日常会話をしていた友人が静かに横たわっていました。
人はいつか死ぬ、という理解をしつつも親しい友人が亡くなったという現実を全く受け止めきれずにいました。
ですが、もっとも受け止めきれていないのは、ご両親や旦那さんのはずだと思い、グッと悔しい気持ちを押さえ旦那さんと話をし始めました。
そこで旦那さんが言っていた一言がどうしても忘れられなかったんです。
「僕がもっとお医者さんに、しっかり診てくださいと伝えればこんなことにはならなかった」
こんな後悔の想いを抱えながら生きていく旦那さんを見て、自分に何かできることはあるのか考えましたが当時の私には何も出来ませんでした。
私の友人の死の責任はどこにあるのか。
亡くなったことは悔しいが、本当に血栓は質問をしていれば見つかったのか?血栓が見つかれば友人は亡くならなかったのか?
こんなことを考えながらモヤモヤする日が半月程経過していました。
そんなモヤモヤを解消してくれたのは元医師でドクターズプライム代表の田との会話の中で出てきた「それは、救えた命でしたね」と言われたことがきっかけでした。(救えた可能性がありますね・・・くらいな言葉だった気もするが、断定的に聞こえるくらい衝撃的だった)
「・・・この人は何を言ってるんだ?」と一瞬、考えましたが根拠もあるのだろうと思い、どういうことですか?と聞いたところドクターズプライムのミッションを実現することができれば救えた命だったと思うことができました。
その瞬間に自分が人生を賭けてやらなければいけない仕事だと同時に思ったことを鮮明に覚えています。
ドクターズプライムは友人を救うために何をするのか
私の友人を救うために何を具体的に行動しなければいけないのかを紐解いていきましょう。
皆さんは、医師の診断結果に対して「他にこんな可能性はないですか?もっとちゃんと診てください!」と伝えられますか?少なくとも、私は難しいだろうなと考えています。
知識面での不足もそうですし、勝手に医師という職種が神格化されている感覚もあり先生が言うなら、そうなのだろうと思ってしまう人が大半ではないでしょうか?
この状態では、旦那さんがそうだったように友人を救うことはできません。
私の友人を救うためには、次のようなことが関係としては深そうです。
- 医師のキャリア形成との関係性
- 医師と評価者との関係性
医師のキャリア形成との関係性
一般的なビジネス社会を調べてみると結果や能力、人間力など企業が定めたコンピテンシーなどで評価をする会社もあれば、外資系企業のように結果が全てという会社もあります。
この評価によって昇格や昇給などの検討に入ったり、新たな職種への抜擢などが起きると思います。
病院の先生のキャリアや評価は何で決まると思いますか?
私は、診療の数、助けた命の数、手術の結果などなのかな?と想像していましたが、多くの病院では珍しい症例の文献やテレビ、本などでのメディア露出を評価すると言われています。
患者の数は確かに先生がコントロールできないこともあるだろうと想像はできますが、これは衝撃的でした。
全ての病院、医師がそうではないという前提ですが、この評価指標では診療よりも文献の執筆が優先度として高くなる可能性を想像してしまいます。
医師と評価者との関係性
一般的なビジネス社会においては、社員の評価は上長がします。病院での医師の評価も院長が行うのが基本です。
評価者として査定などの経験がある方だと分かると思うのですが
- 自身の専門外の領域を評価することが難しい
- 自身の能力を超える社員を評価することは難しい
というのは評価者であれば1度は感じたことはあると思います。
その状態が発生した場合、病院ではどんな影響があるのか?
院長の専門外であろう領域で専門性の高い診療を行う医師を、院長だけで評価することは難しく、もちろん事務方で評価をすることも出来ません。そのため、プロセスや結果が評価に紐づかない状況があるということも想像ができます。
つまり、ドクターズプライムは医師が診療を頑張っても頑張らなくても評価に関係ないという世界を変えなくてはいけません。
つまり友人の死はどうなれば回避できた可能性があるのか?
医師が人を救うことに前のめりで、そのための医師の行動が評価され、良いキャリアに繋がることが重要かと思います。
そのためにドクターズプライムでは3つの事業を運営しています。
この3つの事業が弾み車の法則のように成り立つことで、その世界が実現できます。
簡単にお伝えすると、Academiaで多くの先生に明日使える鮮度の高い医療知識を提供し、集まった学習意欲の高い先生がWorkで問題を抱える救急病院と出会い、その救急現場で活躍し培った経験を活かすためのプラットフォームであるFamily Dr.でより親身に診療してくれる先生として求める方へ納得のいく診療を提供する、という流れです。
少々、強引でしたが、面談などで時間を頂けるようであればしっかり説明をさせて頂きます!笑
こういった状態が2023年11月時点で整っていれば、旦那さんが「本当に大丈夫なのでしょうか?」という質問をせずとも、先生から「この薬を飲んでいると血栓が詰まる可能性があるから、一旦CTで診ておきましょうか!」というように前のめりな診療をしてもらえる世界を作れるのではないでしょうか?
この3つの事業が全て成功することで、我々は実現したい世界が作れると思っています。
いえ、絶対に作れる世界だと信じているので、私はドクターズプライムに入社を決めました。
最後に
これまで自分の経験を積んでいく環境を作ってくれたセレブリックスに感謝していますし、自分の経験や人柄を採用してより良い社会を一緒に創っていくことを決断したドクターズプライムにも感謝しています。
ベクトルを自分や会社から社会に変えて、最短最速で医療の世界を変革していきたいと思います! 共感頂ける方は、是非一緒にチャレンジしていきましょう!
浅草の好きなラーメン屋は来集軒です!(一緒にワンタンメン食べましょう!)