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「救急車たらい回しをゼロにする」ドクターズプライムの公式ブログです

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「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす」3つの事業 -組織変革シリーズ vol.3-

こんにちは、ドクターズプライム代表の田です!

全社員の時間20%を投下した、ドクターズプライムの組織変革シリーズ」の3回目ブログです!

組織変革にいたった背景について書いた前回の記事はこちら!

blog.drsprime.com

組織改革シリーズ!ですが、3回目は事業の話になります!

そもそもで組織改革について具体的な話をする前に、ドクターズプライムって何してる会社?をお伝えしていきますよ〜✌️

(今回のシリーズvol.3「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす3つの事業」のシリーズ全体における位置づけは↓になります)

1.医師が患者を救いたくなる仕組みを作る会社

「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす」それがドクターズプライムのミッションです。

患者さんを救う医師が増えた先にあるのは「診療の意思決定の民主化」つまり、自分が受ける医療を納得して決められることです。

患者さんにとって納得のいく医療、その納得感のためには、「自分自身や家族が、後悔なく、遠慮なく、自らの判断で受ける医療を決められること」が大切だと考えます。

その世界を実現するのが私たちドクターズプライムです。

2.そもそもなぜ今の課題が生まれてるのか?

納得のいく医療を実現するためには、人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やすことが必要と考えます。

では、なぜ医師が患者さんに向き合わないのか?

その背景には、患者さんを救うことに向き合う医師が減っていく構造的な課題があります。

医師の業務には主に、「診療」と「研究」の2つがあり、そのうち医師のキャリア形成には「研究」が大きく影響します。

つまり、目の前の患者さんに向き合っていても、キャリアには寄与しない構造なのです。(それよりも、研究して論文を書く必要があります)

そのため、患者さんが来る分だけ対応しなければならない「診療」は、医師にとってノルマのようなものになってしまい、積極的に患者さんに向き合おう、というインセンティブは働きにくい構造です。

これは患者さんにとってももちろん大きな課題ですし、患者さんに向き合い診療を頑張っている医師の負担が増えてしまうため、頑張る医師にとっても構造的な課題です。

しかし、この不都合な真実については、私たち一般の患者側からは医師との「医療情報の非対称性」により気づくことができません。

だから長年解決されない、放置された課題になっているのです。

この課題の解決を本気で目指しているのがドクターズプライムです。

救うことに向き合わない医師がいると、他の医師も向き合わなくなる悪循環

3.3つの事業で構造を変える

ミッションを実現するために、今は3つの事業を運営しています。

Work事業:救急車を断らない医師を構造的に生み出し、「救急車のたらい回しをなくす」サービス。「医師版のTimee」

Dr.'s Prime Work

今までは時間給だった日雇い当直アルバイト(だいたいの当直医が常勤医ではなくバイトなんです!!)を、救急車の受け入れ台数に応じたインセンティブを医師の報酬に追加することで、医師が救急車を受け入れる構造を作りました。

頑張った医師は給与が増えてHappy、病院も救急車受け入れ数が増えることで売上が増えてHappy(1晩で100万円以上増える病院も多いです)、患者さんも救急隊も早く搬送して治療してもらえてHappyな、救急車のたらい回しをなくす四方良しのサービスです。

チームメンバーからの一言

ドクターズプライムが最初に立ち上げた事業として思い入れがあります。当時はたくさんのインターン生を抱えながらなんとかセールス、カスタマーサクセス体制を構築した経緯があります!社会貢献と売り上げが直結している事業で愛着のあるサービスです!

Rec事業:救急車の断り状況を録音、分析するサービス

Dr.'s Prime Rec

今までブラックボックスになっていた「救急隊からの救急車収容依頼電話の内容」を録音し、医師の断り状況を見える化する、2023年4月から始まった一番新しい病院向けSaaSサービスです。

録音されて不当な断りが明るみに出てしまう・・・という抑止力効果により、脅威的な救急受け入れ改善率が見込めます!

Work事業と合わせて、救急車のたらい回しをなくします。

チームメンバーからの一言

社長の思いつき?から始まった事業ですが「さぁやってみよう!」「Go Fast」というPrincipleを意識してやっているからで、今後もよりPrincipleに沿ったスタンスで事業を進めていければと思います!

Academia事業:患者さんを救うことに向き合う医師に、スキル支援をするサービス。「医師版のAbema TV」

Dr.'s Prime Academia

数々の挑戦の末、2022年6月に始まり、ドクターズプライムの強みである、熱量で突破してく営業スタイルを武器に、開始3か月後に、勉強会数が日本一になったサービスです。

1年で日本の医師30万人のうち2万人にご利用いただき、retention率も驚異的な数字を叩き出しています。

今まで病院の中にあった「医師同士が教え合う勉強会の文化」をオンライン上で開催することにより、今まで特定の病院の中にだけ眠っていた価値ある学びを全国の医師に届けることができるようになりました!

登壇いただいている医師も200名を超え、Dr.'s Prime Academiaの登壇をきっかけに単著でも書籍化や救急医学という雑誌の年間連載が実現したりと、徐々にですがご登壇医師の発露の場としてもAcademiaをご活用いただけるようになってきました。

登壇者の先生方からの持ち込み企画と、ドクターズプライムのオリジナル企画合わせて、この1年弱で2200回の勉強会を企画・運営・配信し、医師の月間の視聴回数は10万回を超えるサービスとなっています。

医師は無料で見ることができて、今後24時間&複数チャンネルのテレビ化に向けてコンテンツをさらに拡充していきます💪

Academia上でテレビCMを流して医師にアプローチしたい企業も今後募集予定です!

チームメンバーからの一言

番組企画というなかなか経験できない事業で、手探りながらコンテンツを作り上げる喜び、届けた後の感謝の声を糧に日々頑張っています!医療業界のスキルを底上げし、より多くの人を救うためにイノベーションを起こし続けます!一緒に世界を変えましょう!

それぞれの事業ともに、世の中にはなかなかない事業なのかなと思ってます!

ちなみに各事業の人数比率は、Work:Rec:Academia = 2:1:7です。

実際どの事業も人が足りておりません。。。! みなさま、お力を貸してください🙏

4.事業とミッション実現のつながり

医師と患者さんの医療情報の非対称性をなくし(=ブラックボックスの見える化)、患者さんに寄り添う医師を増やす。そのために、Rec事業で医師と救急隊のブラックボックスだったやり取りを見える化し、work事業の評価制度で患者さんに寄り添う医師を増やしていきます。

Rec事業、Work事業の医師へのマインド面でのアプローチだけでなく、患者さんに寄り添う医師のスキル向上をサポートし、スキル不足により救われない命を減らすのがAcademia事業になります。

さらにその先では、患者さんに向き合っている度合いを医師の実績として収集・見える化し、評価が高い医師が報われる「評価経済」を作り出す、そんな世界をドクターズプライムでは目指しています!

興味を持っていただけた方は、カジュアル面談をお待ちしています!💪

読者のみなさまへ

救急病院と「救急車を断らない医師」をマッチングし、「救急車のたらい回しをなくす」医師紹介プラットフォームのwork事業や、医師のオンライン勉強会のAcademia事業、救急車の断り状況を録音、分析するRec事業、すべての事業において人が足りておりません! 事業責任者候補になっていただける方、番組制作を手伝っていただける方、企業アライアンスを担当していただける方など、幅広く募集しております!

プロジェクト進行管理、オペレーションの構築、チームワークの醸成・他チームへの越境、に興味がある方、ぜひご連絡お待ちしております🙏

公開予定の記事はこちら

  • 組織変革シリーズ導入編
  • 事業編
  • 組織変革シリーズ実行編
    1. 理想像を決める
      • ドクターズプライムの行動規範「Principle」の設計 - vol.4
    2. みんなにくり返し伝える
      • 涙あり、笑顔あり、清々しさありの「組織変革キックオフ合宿」- vol.5
      • 全社員、毎朝1時間で続けてる「浸透させる朝会」 - vol.6
      • 毎週ともに学び合う「組織作り勉強会」  - vol.7
    3. 浸透の弾み車を回す
      • ルール作り(Principle体現が報われる「評価制度」) - vol.10
      • 仕組み化 - vol.8
        • 相互理解のための「ギフト1on1」
        • 気軽に持ち運べる「Principleカード」
        • イノベーションのための「7.5%ルール」
        • 生産性Up!!「一本集中!PC閉じて&スタンドアップルールの運用」
  • ※ 番外編
    • 組織変革後の開発スタイルは? - vol.9
    • ドクターズプライムで働くことに興味を持っていただいた方へ - vol.11