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11年勤めた外資系コンサルティングファームから医療系スタートアップへ。飛び込んで初めて見えた違い[後編]

初めまして。最近ドクターズプライムに入社した嶋田です。

入社記事が長くなってしまったので2/8に公開したこちらの記事と今回の記事の2つに分けて掲載しています。

前編では主に、自分のこれまでのキャリアやドクターズプライムとの出会いや入社の経緯について記載しました。 今回の後編では、「1万人を超すコンサル会社から20人のスタートアップの違いは何?」「医療系の知識は必要?!」「あなたは何するの?」あたりを書いていこうと思います。

※写真は浅草にオフィスがあるなら、ということで今年の初営業日にみんなで行った浅草寺での初詣の写真です。パーカーを着て真ん中に座っているのが私です。態度でかいですね。

コンサルから医療系スタートアップって実際どうなの?

一旦業務委託期間を経て入社に至ったのですが、新卒から10年もの間アクセンチュア1社のみの経験で、クライアントも大体大手だったのでスタートアップど真ん中の世界は未知なる領域で最初は結構不安でした。

当然事業会社で働いた経験もなかったし、医療ドメインも初めて、コンサルとはいえ従業員1万人も超えるいわゆる大企業で育った自分が勢いのあるスタートアップでやれることはあるのか、とドキドキしておりました。

プロジェクト単位でみれば規模の違いはあんま関係ない!

アクセンチュアを初めほとんどのコンサルはプロジェクト単位で仕事を進めていて、売上もコストもプロジェクト単位でチェックしており、原則PJT単位で黒字にしていくという意味では小さい会社を経営しているようなものだったんだなと気づき、実は意外と考えることは違いませんでした。

もちろん、"会社"の単位で見ると全然規模が違うので所属組織やGlobalへのレポーティングなど各プロジェクト現場から情報提出はありますが、現場でやっている分にはそんなに大きな違和感はないかなと思います。

医療ドメイン知識はみんなない!

そもそも医療ドメイン知識ゼロというのを前提とした受入体制がドクターズプライムにはあったので、その点は全く問題にならなかったです。感謝感謝。 既存社員たちも未経験でありながらも、これまで事業を推進する中でユーザの声を聞き、必要な情報を蓄積してくれていた点もありその情報をキャッチアップするところから始めつつ、 自分も一次情報の取得をすることが大事なので現場医師とのコミュニケーション量を増やすことを意識しています。

コンサルも各PJTにおいて、専門性の高いメンバーと推進力・実行力を売りにしたGeneralなメンバーの組み合わせで形成されることが多く、後者だった自分は毎回新しい領域の知識をキャッチアップしてきたので、そういった点でも意外となんとかなりました。

とはいえまだまだ最低限の知識しかなく、救急に関する知識、医業に関する知識はまだまだなので日々お勉強中です。

コンサルと事業会社の切り口だと結構違う

じゃあどこが違うんだっけというと、コンサルは提案書の提出日、各プロジェクトの契約終了日、クライアントへの週次での報告会など、「常に強制的に〆切を意識させられる」ことが多かったのですが、自分たちで事業をやってると外部から設定される強制的な締切が少ないため、自ら年次・四半期・月次・週次などの単位での目標設定やタスク実施の期限などを設定する必要があり、 そこに向けて強いモーメンタムを起こすことができる組織が成長していくのだなと日々感じています。 この切り口は正直事業会社とコンサルが違うなと思った点でした。

ドクターズプライムに入ってからは組織や個人が実現可能な目標を設定できるか、各メンバーが腹落ちできる目標となっているか、タスクや目標の締め切りが妥当か(月末までに〜とか来週の定例までに〜って暦上切りがいいから適当にターゲットとしているけど、もっと早く進められるのでは)といったことなどに日々頭を使っていたります。

結局どこに一番の違いがあるのよ?!

一番今までの経験と違ったのは、「不確実性への対応能力」です。

コンサルも常に新規領域での案件や突発的な課題が多く発生しがちな業種・職種ではありますが、最後は契約を盾に会社や個人を守る、ということができたりもするので、全く想定できないような不確実性というのは発生しにくいです。(むしろ不確実性はリスクと捉える)

一方でスタートアップでは自身でビジネスモデルを考え、誰のどんなペインを解決するために、どんなサービスを提供して、どういうマネタイズモデルにするのか、などを一から構築しないといけません。

新規事業やスタートアップでのビジネスはサービス構築後もユーザの声・反応などを受けながらどんどん形を変えていく、スライムみたいな事業体です。 あらゆる不確実性をはらんだ状態なので、その中で事業のフォーカスポイントが日々変化することは当然で、「変化を楽しめる人」の方が適性は高いかなと思います。

その結果、変化に対応する中で様々なスキルを持つ人が多く育っているなと思いました。

ビジネス側で言えば「営業だけやる人」「マーケ」「CS」のどれかだけやってます、やれますという専門部隊の集合体ではなく、Salesもマーケもやれます、採用もやってます、とかデータアナリスト兼プロダクマネージャー兼マーケ施策も実行します、みたいに少ないリソースでやっているが故に、個々人がなんでもできる総合力の高い人材が出来上がっている印象があります。

もちろん、今後規模が拡大していく中では専門性の重要性は増していくことになりますが、今のフェーズだと「柔軟になんでも挑戦できる心構え」が必須スキルになると思います。(実務スキルはやっていけば身につくのでやったことないことへの挑戦心が大事)

で、あなたは一体何をするの?

今は救急改善の人材紹介事業であるDr.'s Prime Workの事業責任者と医師向け勉強会プラットフォーム事業であるDr.'s Prime Academiaのアライアンス責任者として全社的な売上責任などを担っています。あとは新規事業の種まきや検証なども他のメンバーとともに担っています。

ドクターズプライムはミッション実現に向けた長期的な戦略はあり、実行力の高いメンバーが揃っていますが、一方で、戦略上の長期目標と足元の現実的な目標ラインは一次曲線を描いて達成されることは少なく、やや目標を高く設定しすぎる傾向がありました。(社長の田が常に10年後の未来を見ている人間ということもあります笑)

戦略だけでは抽象度が高く、足元の実行目標に落とし込む上で、メンバー全員が「戦略実現のための抽象度の高い目標を追う」のではなく、全体で戦略への理解はしつつも足元は「達成可能で計測可能な現実的な目標に落とし込み」をした上でビジネスを拡大していく、そんなことが今のドクターズプライムには求められているのだろうと考えており、戦略から戦術に落とし込む部分をビジネスサイド中心に展開していく役割を担っていくことになるかなと思います。

おわりに

この入社エントリーは入社後しばらくしてから書いているので当時の想いなども思い起こしながら書きました。2部にわたる大作になってしまいましたが、ここまで読んでいただいたあなたはスタートアップの世界、ドクターズプライムの世界にちょっと興味を持ってくれた方に違いありません。

ぜひ一度カジュアル面談してお話ししましょう!

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