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組織の理想像を定めるPRINICPLE -組織変革シリーズ vol.4-

こんにちは、またまたドクターズプライム代表の田です!

全社員の時間20%を投下した組織変革シリーズ」の4回目のブログです!

シリーズと言いながら毎回僕が書いてますが、今回まで書いたら一旦僕の出番は終了です(笑)

前回の記事(シリーズvol.3)はこちら!

blog.drsprime.com

前回の記事では、ドクターズプライムが目指す世界、そのための3つの事業について書いたのでぜひ御覧ください。

今回は組織の理想像を定めたPrincipleについて紹介します! (↓の図の左下「Principle」が今回の4回目ブログにあたります)

組織の理想を考えることから始める

シリーズ1回目のブログでも書きましたが、今回の組織改革で大切にしたことは、「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす」というミッションを実現するための、理想の組織カルチャーはなにか?という形で、理想からおろすことでした。

blog.drsprime.com

(シリーズ1回目のブログ↑)

Principle(働く上での行動指針)とは「ドクターズプライムが理想とするカルチャーはなにか?」を定めたものです。

ドクターズプライムのミッションである「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす」を最速で実現するために、事業特性や、競合環境から考えて、どんなカルチャーが大切か?を考えて作成しています。

どんな理想を定めたのか?

私たちは、医師が患者さんを救いたいと思える評価経済の仕組みを作り「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす」会社です。

そのために「日本の医師の評価経済圏を作る」という、既存の業界構造を根本から変えるイノベーティブなゲームチェンジャーが私たちです。

そのためには不確実性の中を爆速でチャレンジし続けるイノベーティブなカルチャーが必要だと感じました。

そこで「不確実性の中を爆速でチャレンジし続けイノベーションを起こす」ために大事な要素を言語化し、Principle(組織が大切にする行動指針、働くための原理原則)を設計しました。

🧑‍🤝‍🧑 Team Principles - 強いチームワークを生み出し、成果に向かって前進し続けるために

🚚 Deliver Innovation Principles - 失敗を恐れずに、爆速で大胆なチャレンジをしてイノベーションを生み出し続けるために

🚑 Wellness Principles - ベストなコンディションを維持し、長期でミッションに向かって走り続けるために(働くと健康になる会社を目指してます ✌️)

ドクターズプライムで働く私たちは、このミッションを実現するために集ったチームです。

馴れ合いではなく、あくまで成果のために集ったチームであるため、FamilyというよりもTeamという言葉がfitします。

ミッションの実現のために個々の弱みを補完しあい、それぞれが強みを活かせるチームワークを発揮し、全力を尽くすことが求められます。

実際のPrincipleを見てみよう

Principleについての説明

Principle ver.3の一部抜粋

Principle ver.3の一部抜粋

ご覧の通り多いです(笑)

一般的にバリューは覚えやすく3-5個にするのがよくあるケースですが、あえてPrincipleは数を増やすことで、具体的に示しました。

詳しくは「多義性を減らす」で記載します。

Principle book

Principleの変遷

ここでは、具体的にPrincipleをどうやって作成したかについて書いていきます。

Principleを作る

ver.1では、まず組織作りの参考にするため、6冊の本を読み込みました。2022/11頃。

特にビジョナリー・カンパニーZEROは「イノベーティブなカルチャーを作るために大切なこと」「リーダーシップとはなにか」についてのエッセンスが詰まってる名著でした。ぜひ皆さんに読んでいただきたい本。

  • ディズニーCEOが実践する10の原則

リーダーシップとはなにかを考えさせられる本でした。「常に前向きであること」は経営者として、リーダーとして、忘れちゃいけないことだち胸に刻んでます。

ドクターズプライムの組織作りの根本として参考にしている本です。全社員で輪読会もやりました。「組織の機能不全の5段階」はどの会社においても起こり得ますが、それに妥協せずに対応していくこと、「謙虚、スマート、ハングリー」の3つの美徳を持ち合わせる理想のチームプレイヤーの採用が大切です。

どれも本当に名著でおすすめです!

本の輪読会をカルチャー再構築のワーキング・グループメンバーで実施し、あわせてそれぞれのメンバーが大切にしている価値観から候補となるPrincipleを洗い出しました。

アイディアはメンバーから幅広く集めましたが、最終的に今の組織のバランスを見ながら、1人でまとめあげることで、忖度の発生や方向性がブレないようにしました。

この点については、組織変革シリーズvol.2で述べた「経営者としてのリーダーシップ不足」の反省を活かしました。

blog.drsprime.com

責任を持って、ミッション実現のために、今の組織に何が必要か考え抜くことが大切です。

Principleを磨き込む

「Principleを作って終わり!」ではなく、実際に使ってみるなかで細かく修正を重ねました。

Principleを実際の半期評価にも組み込み、その際に実施した相互フィードバック(通称ギフト1on1)での使用感から、足りないもの、修正が必要なものについての意見をメンバーから集め、今のver.3が誕生しました。

ver.1ではPrincipleの数を少なくした結果、多義性を含んでしまったので、明確に浸透させるためにも細かく切り分けました。

多義性を減らすことが重要

読み間違えやすいのですが、「多様性」ではなく「多義性」です。

多義性とは、一つの言葉に複数の解釈が伴うこと。

不確実性が高い環境でチャレンジしていくスタートアップにとって、1つの方向性に突き進む結束力はとても大事です。そのためには、多義性を減らすことが重要です。

僕ら組織が大事にしてる話で、センスメイキング理論という話があります。

dhbr.diamond.jp

世界標準の経営理論の著者である入山先生の動画の中でも、多義性を減らして行動することだ大切という話がありますので、参考にしてみてください👍

Ver.2の作成時点ではPrincipleの数をなるべく少なくしようとした結果、1つのPrincipleに複数の意味を入れ込んでしまっていました。

その結果、Principleの解釈が人によって違ってしまう、各Principleの中身の説明文が目に付きづらく浸透しない、という課題感が生まれました。

そのため、Ver.3では多義性を減らすために、Principleを細かく分けて作成しました。

実際作ってみてどう?

Principleを作成・発表した上で、最初は繰り返し(全員毎日1時間!!)Principleの浸透を進めました。定期的な相互評価の仕組みにも組み込みました(詳しくは次回以降)

その結果、会社として大事にする方向が定まったこともあり、積極的にPrinicipleを体現する行動をしてくれたり、至るところでPrincipleを声に出す人が増えてます!

slackスタンプもいっぱい作成されてますし、そのスタンプが押されたやり取りをオフィスの中心モニターで流れる仕組みを作ったりもしてます。

採用エージェントの方への共有で会社のカルチャーも伝わりやすくなりました。

組織が強くなってくると、事業もより進みます。これはとても感じています。やって良かった。

実際に浸透させるために実施した多数の仕組みについては、後日のブログでご紹介します💪

こんな感じでミーティング中に手元でPrinciple bookを確認して使います😊

読者のみなさまへ

  • 人の数だけそれぞれが理想とするカルチャーがあるので、すべてはミッション実現のために、を前提にして一人の責任で作りあげることの大事さを学びました。

    • そのリーダーシップがないと理想は作り上げられない(間を取った中途半端な表現になってしまう)
    • 誰か一人の責任者のリーダーシップでミニマムリリースし、メンバーの声をもとに磨いていくことが大切
    • 大きく考えすぎると、大事なことほど前に進まず、ずっと変わらなくなっちゃいますよね。
  • 私たちのチームと一緒に、医療の業界構造を変えていくチャレンジに、限りある人生の時間を費やしてみませんか?興味いただける方ご連絡くださいませ!

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