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「救急車たらい回しをゼロにする」ドクターズプライムの公式ブログです

医療業界の隠された真実と実現したい未来

今日が最終日!!! ドクターズプライム Advent Calendar 2021の25日目の記事です。これまでの記事はこちら

こんにちは!ドクターズプライム代表の田です!

今日のアドベントカレンダー最終日は、、、

医療業界の隠された真実とドクターズプライムが実現したい未来

について書きます!!!💪

救急車たらい回しのその先についても書きます!

こんな方へオススメの記事です!

  • 医療業界の構造的な課題を知りたい方
  • ドクターズプライムが実現したい未来について知りたい方
  • 医療に興味があるすべての方

1.医療業界の隠された真実

医療業界の特徴

まずは病院で働くことの特徴を説明します。

日本の約90%の病院では医師の評価制度がありません。

そのため医師の頑張りが評価されることがありません。

慈善的な心のみで頑張れという状況で、医師は疲弊してしまいます

また、企業が目標達成によって事業拡大するのと違い、病院での勤務は受診した患者さんを診察するという守りの業務になるため、目標を掲げている病院もほとんどありません。

そのため、医師個人の視点からすると、目標達成や良い評価を受けようとするのではなく、自分のキャリアをどう切り開くのかが興味の中心になることがどうしても多くなってしまいます。

医師と患者さんの目線が揃わない

医師のキャリアはどう磨くのか? それは論文を書いたり研究をすることです。 良い論文をたくさん書くことで認められ、大学病院の教授、病院の診療部長、病院長を目指すキャリアになります。もちろん勤務医のキャリアから開業医のキャリアに転向する医師もいます。

医師は目の前の患者さんを診察することだけではキャリアアップにつながらないのです。

つまり、医師にとっては「患者さんを助けること」に対するキャリア、給与面でのインセンティブが薄いというのが現状です。 患者さんを助けるのは医師個人の慈善心に委ねられているんです。

それによって何が起こっているのか?

医師は様々な業務に追われているため、患者さんを診ることに多くの時間を割いてしまうと自分のキャリアのための研究や論文に時間を避けなくなります。

このトレードオフ構造の中で、

  • 自分の研究対象にならない患者さんであれば担当することに消極的になる
  • 複数の選択肢があるときに、自分の研究対象の手術方式を選択したい

という誘惑が常につきまといます。

それにより、患者さんが最適な医療を受けられないというケースが一定量、発生してしまうのです。

病気を治してほしいという患者さん、診療は早く終わらせて時間にゆとりを作りたい医師、という形で、患者さんと医師の目線が揃っていない現状が日本の医療で起きている現実です。

しかし、あくまでも悪いのは医師個人ではなく、医師を取り巻く構造の問題です。

最初は頑張っている医師でも、他の医師のしわ寄せが自分に来て疲弊してしまう悪循環があります。 医師でなくても、みなさんがそのような環境の中、慈善的な心のみで頑張れというのは困難だと思いませんか? これは構造の問題なんです。

2.評価制度で、医師と患者の目線を揃える

ドクターズプライムは仕組みで解決する会社

医療業界には医師会や医局など多くのステークホルダーがいます。

医療業界を取り巻く各ステークホルダーごとの既得権益や構造を把握し、各ステークホルダーがwin-winになる形でのアプローチが必須です。

だからこそドクターズプライムは、仕組みで解決する会社でありたいと思います。

医師にとって最も重要なサービスをつくる

患者さんに良い医療を提供するためには、医師の頑張りが認められる評価の仕組みを作り、患者さんと医師の目線を揃える ことが必要です。

全国30万人の医師に評価制度を適用するためには、すべての医師が使うサービスをつくる必要があります。

そのため、ドクターズプライムが戦略上一番大事にしていることは「医師に良い体験を提供すること」です。

医師の勤務評価に応じた高額アルバイト求人の提供もその1つになります。

会社名のDr.'s Primeも実は「Dr(医師)にとって、Prime(最も重要な)サービスになる」という思いを込めています。 (Amazon Primeを真似したわけではないです笑)

ドクターズプライムのビジョン・ミッションを達成するために「DrへのExperience」を最も大事にする会社です。

医師の評価経済をつくる

すべての医師が使うサービスの裏側で、医師の評価経済を作るのが次のポイントです。

たとえば、高額アルバイト求人提供のサービスでは、「救急車を断らない」というルールに従った場合、インセンティブとして高額給与を得ることができます。

今までは認められていなかった医師の行動(具体的には患者さんにより良い診療を提供すること)もドクターズプライムの評価の仕組みにより認められるようになります。

医師にとっても頑張りが認められる世界を作る」のがドクターズプライムの使命です。

現在は当直中の評価制度のみですが、今後は日中の診療、診療外の教育等にも評価制度を応用させていきたいです。

診療、診療外それぞれの頑張りにより、インセンティブがある世界をつくります。

例えば、ドクターズプライムスコアが高ければ、質の良い医師ということが保証されるので、開業時の銀行融資が低金利で受けられたり、医療従事者への理解がある飲食店などから割引やより良いサービスを受けられる世界です。

医師がドクターズプライムのスコアによって、ドクターズプライムのサービス経済圏の中で恩恵を受けられる世界を作ります。

新しい技術だけでは意味がない

前述したように、医療業界の各ステークホルダーがwin-winになる構造にしなければ医療業界はかわりません。

そのために一番重要なステークホルダーである医師の働き方を変えるのがドクターズプライムです。

医療業界における新しい技術を作ったとしても、医師がそれを活用するインセンティブがなければ、その技術が活用されるのは難しいと思っています。

だからこそドクターズプライムは、患者さんのためになる技術を医師が使いたくなるインセンティブ設計、評価制度を磨き続けます。

3.ドクターズプライムが実現したい未来

ドクターズプライムは最終的に患者さんが最善の医療を受けられる世界をつくるために存在します。

医師の頑張りが認められる評価の仕組みにより、「医師がしっかりと患者さんを診療する」インセンティブが整備され、医師と患者さんの目線が揃います

医師の頑張りが認められ、結果として患者さんが適切な医療も受けられるというwin-winの構造になります。

では、評価制度によって実際にどのような効果があるのかを見ていきましょう!

医師の質向上で、救急車たらい回しをなくす

医師の評価制度で「医師が患者さんを助けることが評価される」ための第一歩として、ドクターズプライムでは救急車のたらい回しをゼロにします。

「救急車を断らない」というルールのもと、患者さんを助けるために救急車を適切に受け入れたアルバイト医師は給与が高くなる、という仕組みを適用しています。

それにより、患者さんと救急隊の搬送時間が短縮するだけでなく、今まで頑張りが評価されていなかった医師が適切に評価され、病院も救急車の受け入れにより売上が増える、という四方良しのサービスを実現しています。

よく頂く質問で、「救急車を断らない医師は日本に何人いるんですか?」と聞かれますが、「救急車を断らない医師を集めるのではなく、救急車を断っていた医師が救急車を断らない医師に変わる仕組みを作る」、というのがドクターズプライムのアプローチです。

救急車のたらい回しをなくすことはドクターズプライムの最重要ビジョンでもあり、これまで一番注力してきている事業です。

また、今後はアルバイト医師だけでなく、常勤の医師の評価制度により、救急車を受け入れた後の入院患者さんの対応の質も向上を目指します。

詳しくはこちら

blog.drsprime.com

医師の偏在化を改善

「医師の質改善」だけでなく、評価制度には別の効果もあります。 2つ目の効果は「医師の偏在化の改善」です。

多くの医師が目指すキャリアを歩むためには都市部の医療機関で働かなければなりません。 そこで働くことにより、専門医をとったり、研究ができたりします。

そのため、離島を含めた僻地や、海外の途上国での医療に従事したいという熱い想いを持っている医師は、研究や論文を書くことによる都市部でのキャリアを諦めて現地に行かなくてはなりません。

本当に医療を必要としているところに行く医師は都市部で得られるキャリアを諦めなければならない、という状態です。

ドクターズプライムの評価制度があれば、どこにいても現地で患者さんを診察した評価がたまり、ドクターズプライムスコアが医師のキャリアステータスになる。その世界を実現します。

また、日本にとどまらず、海外の途上国や国境なき医師団等のNGOでのキャリアも切り開けます。 世界的に見ても医療レベルが高い日本の医療を本当に困っている人のもとに届ける、そんな世界が実現できたら素敵だと思いませんか?

医師にとって、働きたい場所で働けるキャリアへ

そして医療が足りない人の元へ医療を届ける

それがドクターズプライムが実現したい世界です。

最後に

今回の記事では、医療業界の構造的な課題と、それに対してドクターズプライムがどうアプローチしていくのか、について書きました。

医療業界の隠された真実を今まで知らなかった読者の方にとっては衝撃的な内容ではあったと思います。

ただ、あくまで重要な点としては、「医師個人が悪いのではなく、医師を取り巻く構造の課題がある」ということです。

頑張って働いても報われない世界で、善意に頼って診療をしてください、と言っても、善意だけでは難しい状況もあります。 (なので、みなさんがお世話になっている医師のことを誤解しないでくださいね😄)

また、今のこの医療業界で医療を受けていくには多くの課題があると思いますが、これからドクターズプライムが一丸となって、日本の医療を良くしていくので、悲観的にならないでください!

その未来の実現まで、もうしばらくお待ち下さい!

また、ドクターズプライムが描く未来を一緒に作りたい!医療業界の構造的な課題を解決したい!という方は、ぜひ一緒にこの未来を実現しましょう!

一緒に働く仲間を募集しています

ドクターズプライムでは「救急車のたらい回しをゼロにする」というビジョンの実現に向けて、病院向けのSaaSプロダクトおよび、医師/病院間の最適なマッチングを提供するマッチングプラットフォームを展開しており、一緒に働く仲間を募集しています。

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