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ドクターズプライムに4人目エンジニアとして入社しました!

こんにちは!7/1より正社員として入社した齋藤(@ron_4321)です!

入社エントリーを書く書く詐欺をしていて気がついたら2ヶ月が経ってしまいましたw

この記事では入社エントリーとして、ずーっとスタートアップでエンジニアをやってきた僕がドクターズプライムになぜ入ろうかと思ったのか、実際に入ってどうだったか?といった内容に触れていきたいと思います。

社内のメンバーにもどうして入ったのかという話はそこまで話せていない気がするので、改めて表明していきたいと思っているのと、ドクターズプライムのことをより多くの人に知ってもらったり、ドクターズプライムが既に気になっている(けど一歩が踏み出せない)方の背中を後押しできるような内容になると良いなーと思っています!

なぜ今ドクターズプライムなのか?

ドクターズプライムについては、前職で開発戦略を考えていた時に @kyosu_keさん(以下、京輔さんと表記します)の戦略についての記事崖から飛び降りながら、組織をつくってはいけないという記事をみて、えらく感動してフォローし始めたことがきっかけで知りました。その後流れるように見たカルチャーデックで「WEAKNESS & ACCEPTANCE」という文字を見かけた時に我が意を得たりという感情になったことも非常に鮮明に覚えています。そこからずっと関心高く個人も会社もウォッチさせていただいていました。

その後、個人の転機が訪れ転職を考え始めたときに、ドクターズプライムに話を聞きにいこうとしたものの、その時には既に僕の中で京輔さんは「とてもすごい人、ロジカル、言語化すごい」というイメージで神格化されてしまっていて、何だったらちょっと怖そうだなというイメージまでありました。。w

なので、僕がカジュ面に臨んだ時に少しでもズレたことを言ったらすごくアホに見られてしまうんじゃないかという勝手な思い込みで1歩が踏み出せずしばらくモニョモニョしていました。

(今これを書いてて、実際の京輔さんは全然そんなことないのでマジで杞憂でしかなかったなと感じています。言語化上手とかロジカルとかはそうなんだけど、めっちゃ配慮しながら話してくれる優しい人だと感じてるし、Slack上でもたまに晒してる弱さを見て良い意味で非常に人間味があるな〜と思ってる。)

そうこうして僕が踏みとどまっている中、偶然にも同じタイミング京輔さんからTwitter DMをいただきました。そこからカジュ面させていただき、お試し入社し、トントン拍子で入社に至ります。

何で入社したのか?

入社を決めた理由は大きく二つあります。

一つ目は、プロダクト開発に関する考え方や経営方針について納得感をもって働けそうだったからです。細かく書くと沢山出てきてしまうのですが、代表的なところでいうと以下のような部分です。

  • 不確実性を爆速で潰すための開発・開発体制
  • 率直に話すことの重要性やそれを築くには弱さを晒せるような信頼関係が必要だというカルチャー
  • リスクリターンがしっかり考慮された経営方針

文字として丸めてしまうとどこの会社でも取り組んでいそうな内容になってしまうのですが、実際に中に入ってみるといかにこれらが徹底されカルチャーになっているのかが良く分かります。

例えば、職種関係なく社員全員「無駄に作らないこと」に対する意識がすごく強いと感じる瞬間が多くあります。初期の検証フェーズではWebサイトやプロダクトの一部をなるべくNotionベースで作っていたり、運用上発生するオペレーションでも頻度が少ないものは手動でオペレーションすることをセールスのチームから提案してくれたり、そもそも一つ目のプロダクトのDr.’s Prime Workは、Google Form+GASでMVPが作られていたりと、不確実性を早く潰していくための手段としてのLeanのカルチャーが浸透している実感が強くあります。

無駄に作らないというのも言うのは簡単ですが、実際には作らない・やらないといった判断をすることは非常にストレスがかかることなので、こうしたカルチャーによって後押しされている状況があるのは非常に良い所だし、中々希少な会社だなーと感じています。

月一の全体MTGで「イーロンマスクの開発5ステップ」が自然に全体シェアされていたのに感動した絵

一方で、その早さで開発を進めていくと、どうしても技術的、あるいは運用的な負債を一定抱えていくことになります。そうした状況の中でリファクタリング等の改善活動を行なっていかないと、開発スピードが逓減変化していきいざアクセルを踏む時に馬力が出なくなってしまうという事象が当然起き得るので、そういった状況に対してTech Week等を設けるなど中長期への投資も行いバランスをとっています。こうした不確実性を爆速に潰しながら中長期でのプロダクトの価値提供スピードも落とさないようにする取り組みは、特に人が少ないスタートアップでは非常にバランスが難しい所だと思うのですが、大事なのはDynamicに変化する状況に対して常に考えることと議論しながらtry&errorを繰り返すことだと思っていて、現メンバーはそれをやっていこうという意志を持っている人たちであるという所もすごく魅力的なところでした。

また、不確実性の高いものづくりを行なっていくスタートアップでは、このように要所で絶えず議論が為されることが、とても大事なことだと僕は思っています。一方でこうした議論は、正しく議論されるほど違った意見・価値観の対立が発生し衝突するものだと思っています。そのため、多くの人にとっては非常に面倒でなものであり、普通に過ごしていると自然的に発生しなくなっていく、そういう性質をもっていると思っています。

なので「率直に議論する」だけでは片手落ちで、同時に「率直に議論することに対してポジティブに感じられる状況」も合わせて持てるようにしないと持続的にならないと考えています。それが所謂「心理的安全性」だったり「信頼」と呼ばれるものだったりすると思うのですが、それを育むのが自分の弱さを晒すような自己開示であり、開示した弱さを受け止めてもらえたという体験であると思っています。

このようなコミュニケーションも特に何もしないと「弱みを見せることで悪く思われたくない」という力学が働き、積極的には行われないでしょう。自身のこれまでの体験としても、衝突を避け議論が為されなかったことで、誰のために何でやるのか分からない状態ができたり、情報の非対称性によりサイロ化が発生したりして、結果的に組織としての出力の向きもパワーも落ちていくという現象を目にしてきたこともあり、最近では、こうした信頼を作る仕組みを組織のOSとして持つ必要があるのでは無いかと考えるようになり、同時に同じような意志を持っている人たちと働きたいと思っていました。

昨今、どこのスタートアップのバリューにも「チームで事を成す」や「率直に対話する」といった文脈のバリューが入っていることが多いと思うのですが、個人的にここに関しては解釈の幅が広すぎない方が良いと考えていたこともあり、日々働く上で組織としてのやり方の正解を示してくれるようなものが必要だと考えていました。ドクターズプライムでは「WEAKNESS & ACCEPTANCE」と「BE CANDID」という2つのバリューで構成されていて、かつ「WEAKNESS & ACCEPTANCE」が「BE CANDID」につながるという話を代表の田さんが話していたこともあり、まさに我が意を得たりという思いでした。このバリューへの共感もドクターズプライムの入社を決める大きな要素だったと思います。

二つ目は、身近な人を救うプロダクトだったということです。

実は僕はこれまでの転職の中で、プロダクトがどんなものであるかを重視したことはほとんどありません。どっちかというと「何を作るかより誰と働くか」「自分が関わることでその会社の人達が幸せになるか」といったことを大事にしていました。僕のモチベーションの源泉は会社の外側の世界ではなく内側に存在していて、もっというと自分の半径nメートルの世界の人を幸せにすることが僕がもっともモチベーションを持てることです。

ベースとしてそこは今も変わってはいないのですが、田さんから「お医者さんは患者さんを救うことにあまりメリットが無い仕組みの中で働いている」という話を聞いた時に、昨年生まれた自分の娘がもし大病を患った時にお医者さんは真摯に娘に向き合ってくれるのだろうか…ということがふと頭をよぎりました。同時にその仕組みの中でやってたらそりゃそうなるよねということにもすごく納得感があり、大きな構造問題だなぁと感じました。

その時、仕事人生の中で初めてミッションを達成した世界の必要性や、プロダクトの必要性を感じ、そういう世界を作ることに対してモチベーションを感じるようになりました。

また最近個人的には、その人の人生の中での幸せの総量を増やすプロダクトより不幸の総量を減らすプロダクトの方が価値を感じるようになってきました。幸せは選択肢が沢山あるし(乱暴な言い方をすると)放っておいても皆んな幸せになっていくと思っているのですが、例えば不幸には病気や事故のような一発アウトで避けれない性質のものがあったりして本来やりたかったことができなかったりするわけなので、そうしたものリスクを0.1%でも多く少なくしていくことを積み上げていくことに、意義を感じるなーと思っています。

ドクターズプライムのミッションもそうした不幸を減らすものであり、自分の半径nメートルの人たちのためにそういった世界を作っていくことに方向性の一致を感じました。

オフサイトMTGでの1枚。まだまだ全員の顔と名前が一致する規模感ですし、みんな仲良しです。

一緒に働きましょう!

ということで、なぜドクターズプライムに入ったのか?を書いてきました。まぁ一言で言うと楽しそうな会社だったから入ったというそれだけです。

ドクターズプライムは小規模なスタートアップでまだまだ荒削りな部分も沢山あって、これからみんなで一緒に作っていくフェーズの会社です。やることも沢山ありますし、同じ思いを共にできるのなら誰だって活躍できるフェーズだと思っています。

もし気になられている方などいらっしゃれば是非一度僕たちとお話しをしましょう!(京輔さんも怖くありません!)