こんにちは、ドクターズプライムの @anboorin です。ドクターズプライムではデータアナリストとプロダクトマネージャーをしています。
今週、社内研修として「インタビュー術講座」を実施しました！本日は、開催に至った経緯から当日の様子まで、まるっとお届けしたいと思います。
出会いはUXリサーチの勉強会
ある時、Twitterで『UXR Inquiry vol.4〜データアナリストがUXリサーチに向き合う意味とは？〜』というイベントを見かけ、データアナリスト・プロダクトマネージャーとしてユーザーインタビューに参加することの多かった私は興味を惹かれ参加をしました。
そこで、インタビューの技術をどう身につけるかという話題になったのですが、イベントの主催者であるメルペイのUXリサーチャー @mihozono さんや、登壇されていたメルカリのデータアナリスト @jamtsuguto さんがお薦めされていたのが、日本インタビュアー協会の「インタビュー術講座」でした。
こちらの記事の通り、弊社は職種を問わず多くのメンバーが日々ユーザーインタビューを積極的に行っています。 しかし、インタビューの技法を体系的に学んだことのあるメンバーは少なく、「ユーザーインタビュー」の捉え方が人によってまちまちであることに課題を感じていました。
そこで早速、日本インタビュアー協会へ問い合わせをし、社内研修として講座を実施していただくことになりました。
当日の様子
講師である伊藤さんをオフィスにお迎えして、研修スタートです。
＜当日の構成＞
第1部: [講義] インタビューの基本
第2部: [講義] インタビューの基本的な技法
第3部: [実践] インタビューのペア実践
第1部: [講義] インタビューの基本
テキストに沿って、インタビューの基本的なルールや手順、注意点などについて学びます。
インタビュー前の下調べから、インタビュー中の配慮やテクニック、日頃のトレーニング方法に至るまで、盛りだくさんの内容でした。
第2部: [講義] インタビューの基本的な技法
質問表の立て方や、相手の本音を引き出す様々な質問法など、実践的な技法について学びます。
今までのユーザーインタビューで悩んでいたことはこうすれば良かったのか！という気づきがたくさんありました。
第3部: [実践] インタビューのペア実践
たくさんインプットした後は、すぐに実践です！ 2人1組で「某大手ECサイトの強みと弱みを明確にする」というテーマで、相互にインタビューを実施しました。
「頭では理解していても、実践するのは難しい…！」とインタビューの奥深さを実感すると同時に、「こうすると相手の本音を引き出せるんだ…！」と新鮮な驚きもあり、とても楽しい時間となりました。
参加したメンバーからの声（一部抜粋）
今まで実戦での積み重ねでしかなかったインタビューに関する知識や技法を、本講義で体系的に学ぶことができ大変有意義な時間となりました。（by ProductOps）
これまでインタビュー時にうまく相手からの話を引き出せないのは漠然と慣れや経験の問題だと思っていましたが、インタビューについて体系的に学ぶことで、うまくできない原因を具体的にすることができました。改善をしていくための具体的な方法を知ることができたため、今の仕事に対してより前向きに取り組むことができると感じています。（by Bizdev）
インタビューに関する知識を幅広く体系的に学ぶことができ、今後のインタビュー実施の指針ができました。また講座内にはワークショップも含まれており、学んだ内容を即実践し気づきをグループ内でシェアすることができ、より実践的な力が身につきました。（by PdM）
おわりに
弊社では、外部から講師の方をお招きして実施するような研修は初めてだったので、新鮮な体験となりました。 数年ぶりに大学の講義を受けているような感覚で、楽しかったです。
ユーザーインタビューの質の向上を目的に受講した講座でしたが、実際に受けてみると、プロダクト開発におけるユーザーインタビューだけではなく、採用における面接・面談や、社内での1on1、社外への営業活動など、「目的を持った対面コミュニケーション」全てに通ずる汎用的な学びを得ることができました。
インタビューの技法は奥深く、講座を受けたからといって一朝一夕で身につくものではないので、これからたくさんの実践を通して会社全体でユーザーインタビュー、ひいては、あらゆる対面コミュニケーションの水準を上げていきたいです。
インタビュー術講座が気になった方はこちらからどうぞ。
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