こちらはドクターズプライム Advent Calendar 2021の12日目の記事です。これまでの記事はこちら。
こんにちは!ドクターズプライムで新規プロジェクトチームのリーダーをしている仲谷です! リーダーと言ってもチームマネジメント経験はほとんどありません。本日はそんな私がチーム作りで心がけた3つのことをご紹介していきます。
この記事に登場する人
仲谷 樹
ZOZOやYAMAPなど、主にEC分野でマーケターとして勤務する。 2020年4月に業務委託としてドクターズプライムに参画、同年10月に入社。 マーケティングチームリーダーを経て、現在は新規プロジェクトチームをリードする。
突如訪れたチャンス
私は現在、新規プロジェクトチームのリーダーをしております。時は遡り7月の初め、代表の田から筋の良さそうな施策があるのでやってみようと声がかかりました。チームを即席で組成し現状の業務と並行しながら小さく検証を始めます。そしてこれが思いのほかスケールしそうだったので、本格的にプロジェクトとしてスタートすることとなりました。
ここまで約1週間ほど、なんともスタートアップらしいスピード感です。
ドクターズプライムは日々、代表の田やメンバーがディスカッションしながら事業のことについて話をしています。今回もそのようなきっかけで新規のプロジェクトが立ち上がりました。このような背景から、突如私のプロジェクトチームのリーダーとしての扉が開かれました。チーム構成は代表の田と私、正社員メンバー2人の合計4人です。エンジニアなどは必要に応じてアサインする体制で、メインは4人で動いておりました。
チーム作りで心がけた3つのこと
では本題のマネジメント経験が浅い私が心がけた3つのことをご紹介していきます!
任せる
最初に私が心がけていたこととして、任せることです。なぜ任せることを心がけていたかというと、このプロジェクトに関わったからには私自身やメンバーが成長を実感できるようにしたかったからです。私個人としてはこれまでプレイヤー期間が長いため何でも自分でやってしまう癖があるため、これを克服したかったです。もちろん自分がやってしまう方が早いこともありますが、任せられるものは任せる方がチーム力を最大化できる、最短距離で上り詰めることができると思ったからです。プロジェクトやチームを引っ張っていくそのような人材により成長していくために、個人のテーマとして掲げて取り組んでいました。
次にメンバーの成長を実感できるように工夫していたことは、権限を委譲することです。私自身これまでの社会人経験から自分で判断する機会が多いほど成長できると思い、そのような機会を増やすためになるべく権限を委譲することにしました。個人にどういう権限を与えられているかをメンバーにも伝えていました。
基本的には目標が未達になりそうな場合や問題が発生した場合など、プロジェクトに大きく影響が出ないこと以外はメンバー自身で判断できるようにしました。やるべき業務を命じたり、仕事の進め方を指図したりということは、行わないようにし信じて任せることを心がけました。結果的にとにかくやってみる精神で、より多くの打席に立つことで成長できたのではないかと思っています。
役割を明確にする
次に私が心がけたことは役割を明確にすることです。新規のプロジェクトに限った話ではありませんが、とにかくやることは盛り沢山です。また我々のようなスタートアップはリソースも限られているので配分を間違うことは致命的です。そのようなことは絶対に避けたい、立ち上がったばかりのプロジェクトだからこそ、より早く目標に辿り着くためにチームの役割を明確にすることを目指しました。
役割を明確にするためにはメンバーの特性を知る必要があるので、最初に1 on 1を実施しました。彼らがこれまでどのようなことを経験してきたか、どのような時に輝いていたか、どういうことをチーム内でやりたいかなどを中心に聞きました。それと同時に私の方では、ゴールから逆算した時のギャップは何があるか、そのギャップはどのようにしたら埋まるかを整理していました。
ここまで来ると後は、誰が何をやるかを決めるだけとなります。結果的には2人の特性を生かした形でアサインすることができました。誰が何をやって、誰が何をやらないかの線引きをしっかり引き、チームで共通の認識を揃えました。2人それぞれのカバーは私が担当し、メンバーは自分の業務に徹底的に集中できるようにしたのがポイントです。少人数でプロジェクトを進めていくからこそ、どのようにチーム力を最大化し、最短距離で上り詰めるかを模索した上でのやり方でした。
認識を統一させる
最後に私が心がけたことはチームの目的・ゴール、メンバーの役割などの認識を統一させることです。いよいよ役割が明確になりそれぞれが業務を推進していくと、必ず問題が発生してしまうと思います。その中でも特にチーム内で認識の齟齬が生まれることが、クリティカルな問題になると思ったため、チーム間の認識を統一させることを心がけました。今回は特にメンバーの役割を明確にしたので、いい意味でお互いが干渉しないようになるので、容易に発生してしまう問題と感じておりました。
認識を統一させる施策として、weekly briefingとweekly check outを実施しました。weekly briefingとは、毎週月曜日の午前中に現在のチーム状況や進捗、各メンバーが今週取り組むことを発表し合う会となります。briefingという言葉は元々は軍事用語で出撃前の作戦会議や出撃するための説明や指示のことを指していたそうですが、まさしく険しい戦いをしているチーム内で共通認識を持てるようにしていました。
weekly check outは金曜日の夕方にその週の進捗共有と来週以降の動きについて話す会となります。今週も無事に戦場から戻ってきたメンバーをみんなで称える時間にもしています。
ここで私が心がけていたこととして、チームの目標数値やミッションは何度も口にすることです。日々、目の前の業務に取り組んでいると、どうしても目標やミッションに対する意識が薄れてきてしまうので、なぜ目の前の業務を行なっているのかを改めて認識してもらう場となるようにしました。週に1回でもこのような状況を強制的に作ったのは良かったです。またここで各メンバーの取り組みも可視化されるので、嫌でもどのようなことをやっているかを知ることができます。 このような場を習慣にすることで認識を統一させることに取り組んでいました。
足りなかったこと
これまで私がチーム作りで心がけていた3つのことをご紹介しました。実はプロジェクトを進行している中で、足りなかったと感じることも多々ありました。最後にその中でも特に重要だと感じたことをご紹介します!
モメンタムを高める
私が足りていなかったと感じることは、モメンタムを高めることです。少数精鋭で目標に向かって取り組んでいたわけですが、チーム内でモメンタムが生まれていたかというと自信を持ってあったとは言えないです。新規のプロジェクトかつ全社的にも重要な立ち位置でもあったため、業務に追われながら目標という数字だけを追っている状況になっていました。
もう少しチーム内や社内にプロジェクトの経過や成果を積極的に発信することも心がけるべきでした。もちろん数字も大事なのですが、それ以外でやりがいや意義を感じたり、共感したりする場面を増やすことができたら良かったと思います。今後はチームのモメンタムを高める動きもやっていきます。
まとめ
今回、マネジメント経験が浅い私がチーム作りで心がけた3つのことについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
私自身やっている中で何が正解か不正解かわからず、できることから着実に取り組んできました。また優秀なメンバーに背中を預けさせてもらいながらプロジェクトを進行し、結果的に目標にしていた1つの山は乗り越えることができました。少しだけ新しい景色が見えたのですが、まだまだやるべきことはたくさんあります。次もまたチーム一丸となって困難を乗り越えていけるように取り組んでいきたいと思います。
ドクターズプライムでは私のように経験がなくてもチャレンジできる環境が整っています。自らの領域を決めずに果敢にチャレンジしてみたいという方には、ピッタリではないかと思います。
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