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「チームで学ぶ」文化をつくる、社内勉強会継続のコツ

こんにちはエンジニアの島谷(@michio0o)です。こちらはドクターズプライム Advent Calendar 2021の 6日目の記事です。

皆さん勉強会って好きですか?ドクターズプライムでは社内で毎週1時間、1人15分ずつくらいで各自が技術的な知見を話す「Engineering Monday」という施策を半年程前から続けており、開始から今日まで一度もスキップすることなく続けられています(祝日などは除く)。

今日はこの社内勉強会について、業務と折り合いをつけながらも(まだ半年程度とはいえ)続けられているコツのようなものを紹介したいと思います。

どんな取り組みか

冒頭で少し紹介しましたが、エンジニアチームでは毎週月曜日に1時間、1人15分程度で各自が技術的な知見・トピックを紹介する「Engineering Monday」という社内勉強会を開催 しています。

この勉強会のルールは以下の3つです。

  1. 内容が準備できなくても毎週開催する
  2. 発表の内容は開発に関するものなら自由(直近はwebフロントエンドに関するものなら尚良)
  3. 発表資料は「頑張らない」。発表できるなら資料無くてもOK。

この勉強会では毎回のテーマやお題などは決めていません。気になって調査した技術、今読んでいる技術書のまとめ、現在の業務で詰まったポイントなどなど、開発に活かせる知見であればなんでもOKです。

また、スライド等は特に作る必要はなく、Notionドキュメントに内容を簡単にまとめておくだけでOKです。話が伝えられるならドキュメントすら不要です。

もともと勉強会を開催するきっかけとなったのは、社内でWebフロントエンド技術を磨いていく必要があったという課題感からです。当時のドクターズプライムにはフルタイムのフロントエンドエンジニアが不在だったため、その他のエンジニアがフロントエンドの実装を進める必要がありました。しかし在籍しているエンジニアは全員バックエンド出身であり、フロントエンドでの開発経験に乏しかったため、開発組織全体でWebフロントエンド技術の底上げを急ぐ必要があったのです。

こうした流れから、メンバーが各々学習を進めるだけでなく、そこから得た知見を相互に展開することでチーム全体の学習を加速させることを目的に勉強会を行っています。

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この日はWeb Vitalsについて説明。これはめちゃくちゃ資料頑張ってる方。

続けるコツ

資料準備のハードルを限りなく低くする

業務が忙しいことは常でしょう。「優先度が高い開発を進めないといけないのに、勉強会の資料なんか作ってる暇なんてない」わかります!

発表資料をスラスラと作れる人に憧れる人は多いでしょう。僕も資料作成には大変時間がかかるタイプなので、その気持ちは大いにわかります。 しかし毎度の資料作成に時間をかけてしまうと、業務時間が圧迫され、勉強会継続への気持ちが折れてしまうのは目に見えています。

だったら資料なんて頑張らなくても良いのではないでしょうか。僕も他人のブログ記事を画面共有しながら説明していることが多々あります。それくらい資料作りを頑張らないことを奨励しています。(頑張ったって良いんですが!)

目的は発表を通じて自身とチームみんなの技術理解を深めることです。目的が達成できるなら資料は整ってなくて良いと考えています。

毎週決まった時間に必ず開催する

社内勉強会を続ける一番のハードルはなんだと思いますか?色々あるでしょうが、僕は「社内イベントゆえのリスケ・スキップへの気軽さ」だったりするかなと思います。 だってスキップにしようと提案しても誰も大して困らないじゃないですか。社内だし!

でも一度中断してしまった習慣を再開するのは想像以上の精神力が必要です。まだ準備できていないからスキップするか、を繰り返していつの間にか消滅している。なんてことはよくある話じゃないかと思います。

ドクターズプライムではこれを防ぐために、特別な理由がない限りは必ず予定されているタイミングで開催することになっています。準備できない日だってあるでしょう。それでも開催するのです。最悪雑談だけして解散、なんてことになっても個人的には良いんじゃないかなと思ってたりします。

ただ、意外と毎週月曜日に発表があると考えて日々過ごしていると必ず何かしらのネタを見つけられるものだなという実感があります。人間やる気の問題なケースが多々あるんだなぁって思いますよね。

大事なのは継続し、チームで学ぶことが当たり前という文化を組織に根付かせていくことだと思っています。今後勉強会というフォーマットが変わることがあっても、文化自体はしっかりと育んでいきたいです。

続ける意義

チームで学ぶ文化を組織に根付かせる

勉強会を続けることになんの意味がある?それやってる時間あるなら開発しよう!そういう意見も理解できます。ではなぜわざわざ時間を作って勉強会を続けるのか。

それは先の節でも少し触れましたが、自己研鑽・技術力向上を意識し、チームで学んでいく習慣を組織に根付かせることが大事だと考えているからです。 もともと自分自身の技術力を上げるために何かを学ぶということは、全員当たり前にやっていると思います。しかしそれをチームメンバーに伝えるという機会は限られていました。社内勉強会という箱ができ、その場を経由することで、チームの学ぶスピードが以前よりも上がっていると実感しています。

まだまだ小規模なエンジニア組織ですが、これから組織規模が大きくなったとしてそれに比例するように技術的な成長機会が沢山あるチームにしたいと思っています。成長のための刺激や機会があらゆるところから得られる組織になるために、小さなうちからの文化づくりが今後活きてくると考えています。

おわりに

得てしてアーリーフェーズのスタートアップでは、いわゆるMVP(Minimum Viable Product)といったミニマムスコープでの開発が盛んです。こうした開発は素早い仮説検証と改善を繰り返し、より本質的なニーズを捉えたプロダクト作りを進める上で大変に有効です。そういった反面、ミニマムな開発は、開発に関わる人にとって「突き詰めなくても良い」理由が沢山あるようにも感じます。こうした言い訳に常に甘えてしまうとチーム全体の技術力向上にブレーキをかけることになるのではという危機感もあります。

日常業務が忙しく、ガッツリ準備をする時間はなかなかないが、チーム全体で着実に技術力を上げていきたい。そういう方々は、まずは少しずつで良いのでチームみんなで学習を進めていくような習慣・文化を作ることから始めてみてはいかがでしょうか。少しでもご参考になることがあれば幸いです。

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